公式情報
型番:EXA-024
英語表記:VANGUARD PRINCESS R
言語切替:英語、日本語
プレイヤー人数:1-2
ジャンル:対戦格闘
入力遅延:0.3フレーム
画面: 横(推奨)、縦
メーカー:exA-Arcadia TEAM EXA-AM2、F K DIGITAL
キービジュアル:安部 龍之介
サウンド:MEDIAPLANET TOKYO、NASH MUSIC
稼働開始日:2025年10月23日先行稼働 / 通常稼働&個人向け納品 2025年10月下旬
価格:170,000円前後(オープン価格)
著作権表示
DEVELOPED & PUBLISHED BY ©2025 EXA-ARCADIA
ORIGNAL GAME BY SUGE9
ALL RIGHTS RESERVED
『ヴァンガードプリンセスR』に含まれているORIGINALモードの内容は2009年に日本のPCゲームとして配信した『ヴァンガードプリンセス 先陣の姫君』の復刻版である。 『ヴァンガードプリンセス 先陣の姫君』は令和6年3月28日に著作権法第67条の2第1項の規定に基づく申請を行い、同項の適用を受けて作成されたものになります。
最新バージョン Ver.1.0.0 (2025/10/23)
公式サイト
公式PV

商品構成

製品構成は通常版のみ。ROMカートリッジに加えA1ポスター、インスト、帯、が付属する。
以下、本サイトによる解説
製品仕様
ゲームエンジン TooCoolエンジン
応答遅延 JVSダッシュ I/O使用時 0.3フレーム
JVS I/O使用時 1フレーム
※遅延速度は本サイトの取材調査によるものです。環境やアップデートなどで差異が出る可能性がありますので、あくまで参考数値と捉えてください。
元タイトル「ヴァンガードプリンセス」の基本情報
元作品は2009年にスゲノトモアキ氏が個人で開発し、フリーソフトとして公開されたWindows用のインディーズゲーム作品。ゲームシステムは「2D格闘ツクール2nd.」で制作されている。ゲーム内容、グラフィックなどすべての品質が市販ソフトを遥かに凌駕する出来栄えで、ツクール界隈だけでなく、個人制作作品及びフリーソフトの概念と品質評価を根底から覆すレベルの作品として各方面に衝撃を与え、広く人気となった。
作者は2011年以降、ネット上での一切の活動が見受けられない状態となった。
2013年以降、アメリカのコンテンツローカライズ企業「eigoMANGA」社がSteam上で英語翻訳された「VANGUARD PRINCESS」を販売しているが、当初から無断利用での違法販売である可能性が指摘されている。「eigoMANGA」は制作者からの許諾があると吹聴しているが、2D格闘ツクール2nd.が生成するバイナリの無断改変と無許可販売について、万人が納得できるような説明は行われていない。(本サイトでも質問メールを送っているが返答は一切ない)
exA-Arcadiaは本作品をアーケード化するにあたって、exA-Arcadia立ち上げの時点で「2D格闘ツクール2nd.」のアーケード使用のライセンスを角川から正式に許諾、その後「ヴァンガードプリンセス」制作者であり権利者のスゲノ氏の捜索、文化庁への届け出(裁定制度の利用)など、法的に必要な対応を都度行っている。
(余談ではあるが、exA-Arcadia発足時の角川/エンターブレインに2D格ツク2nd.のライセンス許諾を受けた動きは、当初から本作などのアーケードゲーム化を志向していたことによる)
本作は文化庁の裁定制度(正当な権利者が相当な手段を持ってしても不明の場合、著作権使用料に相当する金額を供託金として文化庁に納付し、権利者が判明した際には供託金が渡される仕組み)を利用することで、日本国内で合法的な使用が可能となり、販売に至っている。
eigoMANGA社の主張する権利については、今後exA-Arcadia側との法的な係争で明らかになると思われる。eigoMANGA社側はSteamでの販売に加えて(今頃になって権利者を捜索するなどの不可解な動きを見せながら)今後スマートフォンでの展開を予定して Unityで動作するバージョンを発表するなど、すでにかなりの資本投下を行っている。アーケード版「ヴァンガードプリンセスR」の日本国内での権利は明確にクリアとなっているが、係争により彼らが主張する権利自体の根拠が揺らぎ「VANGUARD PRINCESS」Steam版やスマホへの展開などに影響が出る場合は、引くに引けない立ち位置の同社がどう動くかは予測が困難だ。過去にeigoMANGA社はexA-Arcadiaのアーケード版「ヴァンガードプリンセスR」のYouTUBE動画を(根拠不明だが)権利侵害として公開停止の申し立てを行っている。
(eigoMANGA社からの返答はなく具体的な金額こそ不明だが、英語版「VANGUARD PRINCESS」Steam版の販売だけで、eigoMANGA社はこれまでに相当な利益を叩き出しているという指摘がある)
文化庁の裁定制度による「ヴァンガードプリンセス」の利用条件については、exA-Arcadia側の発表によれば、「自社(exA-Arcadiaプラットフォーム)だけでなく、家庭用ゲーム機器およびPC(Steam含め)についても同法の適用を受けている」とのことである。
文化庁の裁定を確認すると、eigoMANGAは「Vanguard Princess(ヴァンガードプリンセス)」について「複製、送信可能化、公衆送信」、exA-Arcadia(ショーミーホールディングス)は「複製、販売(譲渡)」についての裁定を受けている。eigoMANGAが受けた裁定で販売が可能なのかについても疑問が残る。
「ヴァンガードプリンセスR」の基本仕様について



exA-Arcadia版『ヴァンガードプリンセスR』はオリジナルとなるWindows用と比較して
・オリジナル Ver1.08 での動作も可能(出荷状態はソフトDIPで無効化され、exAモードのみで起動)
・応答遅延0.3フレームの低遅延を実現
・新規ナレーションボイス追加
・チェーンコンボの仕様追加
・トレーニングモードの追加実装
・格ツク2nd.では実装されていない乱入機能諸々などの機能追加
・縦画面筐体でも稼働可能
などの追加変更点がある。
exA-Arcadia版はカオスコードなどを手掛ける「F K Digital」と格ツクでの制作実績を持つ「BV体制」の協力体制で製作、2D格ツク2nd.で製作されたデータを解析し、exA-Arcadia謹製の格ツクエンジン「TooCoolエンジン」上で動作している。(TooCoolエンジンの経緯、詳細については過去記事をご覧ください)
新規ナレーションボイスは、当時制作途中だった続編「ヴァンガードプリンセス プライム(仮)」にて実装予定だった新キャラ「リカコ先輩」のボイスを務め収録されていた笑兵衛氏を起用。

画面左右には壁紙として技表を表示。近年の格闘ゲームが実装しているトレーニングモードも追加されている。


ロケテスト実施
2025年9月10日〜16日 秋葉原Hey、大阪ゲームセンターコーハツにてロケテスト実施
10月23日 製品版 先行稼働開始
秋葉原Hey
YOUTUBE タイトー秋葉原「Hey」チャンネル・2F
バージョン履歴
2025/10/23 Ver.1.0.0
ユーザーの反応
フライヤーなど配布物
オペレーター向けフライヤーは国内/海外共通仕様のものが用意されている。

各種リンク先
・販売サイト
BEEP( 通常版ROM)
KVClab.( 通常版ROM)
WGC
関連商品
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